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生活記録-アナザーワールドLA蜀家 |
張苞から聞いた話に憤りを感じた馬超はその日のうちに学校へ抗議へ行きました
馬超(・・・・まったく・・・・、何処のボンクラ息子が苞にあんな酷い事を・・・・・)
実行すると自分が悪者になってしまうので我慢はするつもりですが、気持ちの上では相手の少年に会ったら
一発殴り飛ばしてやりたいとすら。
叶うなら、そんな子供を育てた親にも苦情を言いたいと。
しかし今日は本人は来ておらず、学校では結局埒が明かなかったので、役所へ訴える事にしました。
そもそも養子縁組した事実が他人へ簡単に分かってしまう時点で問題があると思い、その点も糾すつもりです。
張苞「父さん、ホントに学校に抗議しに行ったの?」
全ての事情が判明し張苞も自分のした事は反省して外出禁止は解かれ、アルバイトへ行って帰ってきた張苞は
馬超が言った事を本当に実行したのか、多少不安げな様子で聞きます
馬超「うん、行ったよ。でも本人はいなかったし、先生達はまるであてにならないから市役所で抗議してきた。大体貶すために他人が個人情報を手に入れられる事が既におかしいんだ・・・・・・・父さんは、お前や皆を守る為なら、なんだってする」
翌日。
学校へ行った張苞は、あの二年生が昨日の朝父親と共に警官に連れて行かれ、それに関しての学校集会があったのだと仲の良いクラスメイトから聞きました。
聞けば、父親は犯罪者を雇って役所のコンピュータから他人の個人情報を盗んでは悪用したり、銀行のシステムに侵入して他人の口座から金を横領したりと相当な悪事に手を染めていた事が発覚。
そして更に、二年生本人も恐喝や窃盗など幾つかの悪事に加えて女生徒を無理やり乱暴したとか、挙句には先生などへの買収行為までしていた事が分かり、些細なことでも何らかの被害があれば申し出るように各クラスへの通達も出たのだという事でした。
つまり、昨日の時点ではもう、馬超が訴えて行ってなくても、二度と顔を合わせる事はなかったのです
(あいつ、犯罪者だったのか・・・・ 本当に、心底最低な奴だったんだな。居なくなって、良かった・・・)
こうして全てが一件落着。
・・・・でもあとちょっとだけ、話は続きます(笑)
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