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生活記録-アナザーワールドLA蜀家

張苞の思春期

(※神様視点的に)張苞が蜀家に来てしばらく過ぎてのある日。

馬超「苞、お前最近学校ではどうだ?課外活動は何取ってるんだ?楽しいか?」
今年から高等科に入ったばかりの長男に他愛ない会話を持ちかける暢気な爸爸の馬超



張苞「別に… てかあんたには関係ねっしょ?なんで俺のそんなこと、聞きたいワケ?なんで父さん面してん
の?本当の父親じゃあ、ねえっしょ?俺知ってんだよ、全部」
馬超「…え…  どしたんだよ苞、お前… …どこで、その事を……?」

何気なく話しかけただけだったのに突然キレだしてしかも、何処で知ったのか自身の出自についての事を持ち出されて馬超は戸惑うしか出来ず。
(またこんな大映ドラマ(笑)みたいな展開…)


(… …どこで、知ったのか分からんけど・・・  やっぱり最初から、ちゃんと話しておくべきだったのかな…
…俺の事、あんな風に… …思ってたんだ……、 苞は……)

一歳前から殆ど丸十五年親として育ててきて、今になって父親否定された事がかなりショックで、折角の好物
も全然美味しくありません
"あんた"呼ばわりされた事も怒りより戸惑いとか寂しさのほうが先に立ってしまって何だかぼんやり。



張飛「なあ、馬超…なんだか元気ないみたいけどどうかしたのか?」
張飛は何も知らないとは言えなんとなく塞いでる様子には気付いていて、わざとイチャイチャしながら聞いて
みてます。
恥ずかしがり屋さんだったはずのうちの張飛さん、馬超とくっ付いてからは割と積極的になったところが。
やっぱ同い年でお互いの弱いところも見た上で発展した関係だからかな・・

馬超「…あァ…、んん…実は…」
正直言っても良いのかなあと思う気持ちはあれど、隠し事はしたくないので事情を話します



愛する伴侶から話を聞いた張飛さん、案の定激怒。
張飛「・・・張苞ッ!お前は今すぐ爸爸に謝りなさい!本当の父親じゃないから、何だって言うんだよ!お前が赤ちゃんの時から馬超は爸爸になって育ててくれたんだぞ!今のお前があるのも、全部爸爸のお陰だ!」
張苞「・・・・知らないよ、そんなこと!育ててくれなんて、俺が頼んだ訳じゃ、ねえもん!」
張飛「・・・・!何を、お前ッ・・・・・この野郎、ガキのくせに屁理屈抜かしやがって、承知せんぞ!」
最近ずっと媽媽で奥さんな雰囲気で落ち着いてたのに、長男の反抗に張飛さんも久々に素地が出ちゃいました






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