ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
生活記録-アナザーワールドLA蜀家

張苞の思春期(5)

一週間ほど後.の事

中途ながら張苞のクラスに転校生がやってきました。
関興というその彼は、山西から母親と小学生の弟との三人で引っ越してきたとの事。
実父と同じ姓を持つ彼とは出会ってすぐお互いに惹かれあい、張苞は生まれて初めて恋をしました


※この関興さん、別次元のひと。父親は”出奔する前の”関羽(=関長生)


この日は金曜日で放課後に関興の家へ遊びに行き、一緒に宿題をしたりして楽しんでいました
張苞「・・・・な、関興・・・・  キス、していい・・・・・?」
あまりにいい雰囲気だったので、つい衝動に駆られて一歩踏み込んでみようと思った張苞。
関興「ちょ・・・・  それは、嫌・・・  僕まだそんな気は・・・・・普通の、友達じゃダメ?」
うーん、ちょっと焦り過ぎちゃいました(苦笑)。
トントン拍子に仲良くなったせいか、出会ってまだ何日かだという事を忘れてしまってました
張苞「あ・・・・・・  ん・・・・・・   そ、そっか・・・・・     ゴメン」


フラれてすっかり落ち込んで帰宅して来た張苞
馬超「おう、お帰り。ん、どした?元気ないぞ?」
張苞「・・・・・・父さん~・・・俺、フラれちゃった・・・・・」
今や心の中は後悔でいっぱい。キスしていいかなんて聞きさえしなきゃまだ望みはあったかもとか、月曜に
学校で顔を合わせたら気まずいとか、モヤモヤしたものが渦巻いてます

馬超「あー・・・そりゃつらいな・・・でもまあ・・ それも人生勉強だよ、苞。元気出せ・・・・ お前まだ十代なんだし、
これからまだまだ良い相手に巡り逢えるんだから」


なんだか、馬超が恋を語るほどミスマッチは無いな・・・・・・・w


失恋で落ち込んでる時は思いっきり楽しい事でもすればいいと、馬超の提案で枕を持ってきて二人で
ピローファイト開始(笑)。
馬超「ほらほら、枕なんだからもっと思いっきり殴っていいぞー、苞。殴って殴ってスッキリしちゃえ」
張苞「あははは・・・じゃあホントに思い切りやるよー? せーの!」

こんな風に楽しめるのも父がいてくれるからこそ。張苞は当たり前の幸せをどんなにも実感してます




翌朝。
馬超「オハヨー張飛ィ、チューしよ、チュー」
子供達はまだ起きてきてないのでキッチンで朝食を作っていた奥さんに絡む暢気な旦那さん
張飛「・・ン、もう・・・  朝っぱらからしょうがないなァ、一回だけだよ」

実際は張飛のほうが背が高いので、キスの時は屈んであげる優しい奥さん(微笑)
色々ありましたが蜀家は今日も平和な時間が流れてます。


あんまり面白くない話でスイマセン・・・ウウ・・・・





フッターイメージ